名前:TORA
生年月日:1973/2/18
出身地:兵庫県宝塚市
現在地:淡路島

世界の中の日本

 これまで旅人として見た世界の姿を書いてきました。どうやら私は旅に飽きることはなく、その形は変わっていくとしても、まだまだ旅を続けることになりそうです。

 そして、もう1つ、別の角度から世界の景色が少しずつ見えるようになってきました。それは、サラリーマンとして、さらには投資家として見た世界の姿です。そして、改めて思うのです。"日本はすごい"、と。一方で、マスメディアには悲観的な情報が並びます。国の財政が破綻する、円高で日本経済は壊滅的な打撃を受ける、中国や韓国に輸出国家の地位を奪われる、等々。そんなこと、ありえないのに…。事実は別にあります。

 少しずつブログという形で私から見える日本の姿、世界の姿を情報発信していこうと思います。小さなブログなので、圧力がかかることもないでしょう。そして皆様にも考えて頂ければ幸いです。マスメディアから流れる情報と私の書く情報と、どちらが事実に近いかを。そして、日本がどれだけすごいか、一方で今後何が課題となるのか、を。

 「まじめさ」「正確さ」「協調性」「宗教への寛容」「新しいモノを作り出す意欲」…、これらが日本という国を支えていることは確かです。この国の価値は、天然資源でも軍事力でもなく、こういった日本人気質なのですから。日本人というアイデンティティを大事にしながら世界で活躍する日本人が、もっともっと増えてほしいと思います。そして、そういった方々に勇気をもらいながら、私自身もそんな日本人を目指そうと思います。

旅がくれるモノ

 知人からよく「どうしてそんな所まで行くのか」と聞かれます。「観光」と答えてますが、少し質的に違う理由が自分の中にはあります。旅が好きな人には分かってもらえるのではないかと思うのですが、「自分を知るため」なのです。

 何か外からの刺激で自分自身を知るといった事がないでしょうか?旅をしていると、いろんなものに出くわします。異質な文化、思いもしない親切、物乞い、沢山の出会いと別れ…、こういった些細とも思える出来事が旅を前へ進めてくれます。そして、喜怒哀楽があらわになっている自分に気付くのです。考え込んでしまうこともあります。貧しいというイメージを持っていた国の豊かさに触れて自分の日常生活を見つめ直す、足のない物乞いに足をつかまれて思わずとった自分の反応にしばらく悩んでしまう…。旅の間、私は自分自身と徹底的に向き合っているのかもしれません。

 世界は広いです。そこには様々な風土があり、様々な人間が生き、様々な価値観、文化があります。絶対的な価値基準、"人並み"な生き方というものが存在しないのです。自分にとって何が正しいのか、自分で見つけるしかないのでしょう。マスメディアから得られる情報は限られたものです。又、知識として知るのとは全く別の感覚があります。実際に世界を感じ、認める事を通じて、旅は世界の素晴らしさと同時に、自分自身のことを教えてくれるような気がします。

 いつか書き加えようと考えていた内容なのですが、妙にかたい文章しか書けませんでした。私も常にこんな事を考えて旅をしている訳ではありません。旅を楽しむのが第一です。このページを見て少しでも旅に出たいと思って下されば…。皆さまも良い旅を。

旅のスタイル

 私は海外を個人で旅するのが好きです。といっても人嫌いではありません。むしろ人と話す事に喜びを感じる典型的な関西人です。実際、旅先で食事を1人でとっている時なんかは正直寂しいと感じている気がします。しかし、いや、だからこそ、1人旅をしている時の方が現地の方々との出会いを積極的に求め、日常を生活しているうちに麻痺してしまいがちな自分の感情にいい刺激を与えてもらってます。私にとって名所旧跡も、そこに到達するまでの過程を楽しむ、その手段でしかないのかもしれません。素晴らしいものには単純に感動しますが、パックツアーに入ると物足りなさを感じてしまいそうです。

 一方で、ツアー旅行者や他の個人旅行者を必要以上に避ける人を見ると、これは違うかなって思います。現地の人に受け入れてもらっている旅行者が、他の旅行者を受け入れられないなんて…。人それぞれに、その時に応じた旅のスタイルがあるわけで。他を受け入れる心は持っていたいものです。

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