ホームアルゼンチンウシュアイア

ウシュアイア flag

2006/3/16(木) 成田→ダラス→

 忙しい時期だったが、転職を控えた私は旅に出るため、職場から最後の休みをもらった。行き先はパタゴニア。"崩落するペリトモレノ氷河"を何かのテレビ番組で見て以来、私にとってパタゴニアは憧れの土地となった。これまでお世話になった方々に感謝し、新しい環境でチャレンジするために、一旦心の整理をつけたい。シーズン末期だったが、どうしても行きたかった。

2006/3/17(金) →ブエノスアイレス→ウシュアイア

 アメリカン航空で成田を出発し、ダラス、ブエノスアイレス、そして世界最南端の町ウシュアイアまで、実に37時間の空の旅。ブエノスアイレスは国際線ターミナルと国内線ターミナルが離れており、バスで移動するのだが、ODAの仕事をしているというおじさんに出会った。何でもチュニジアのオリーブオイルは最高らしい。いつか試してみようと思う。
 南極までわずか1,000km足らずとあって、ウシュアイアの夜は寒い。気のいいおじさんのタクシー(8ペソ)でお目当ての宿にやってきたが満室。近くの宿を紹介してもらったが、やはり満室。ヤバイ…。最後は宿の方に電話を入れてもらい、4件目の宿でようやく空部屋が見つかった。疲れていたのか、シャワーを浴びて日記を書くとすぐ寝てしまった。

2006/3/18(土) ウシュアイア

ウシュアイア

 9:00頃行動開始。ビーグル水道クルーズに参加するため、桟橋へ向かったが、ペンギンが見れるツアーは15:00出発とのこと。インターネットカフェで休憩後、世界の果て博物館へ。沈没した船や原住民の展示を見て回った。美しい絵葉書を買い、世界最南端の町へきた記念スタンプを押してもらった。この町は山にはりついて作られた港町(写真)で外観がとても美しい。現地の方々の生活のニオイがあまりせず、土産物やツアー会社が多いので、今は観光産業で成り立っている町なのかもしれない。レストランで蟹スープ、魚介の炊き込みご飯(美味!)、ワインの昼食をとり、一旦宿に戻った。

ペンギン
アザラシ

 昼過ぎに再び桟橋へ。ビーグル水道クルーズだ。ビーグル水道はアルゼンチンとチリの国境になっている海峡で、小さな島や岩礁にアザラシ(写真)ウミウマゼランペンギン(写真)が生息している。私の目標はペンギン。3月後半にはペンギン達はコロニーを離れてしまうらしく、見れないかもしれないと思っていただけに、ペンギンに会えた時はとてもうれしかった。見ていると心がなごむ。

 船は快適。6人でテーブルを囲んでいたが、帰路に2組のアルゼンチン人(夫婦と父子だった)と少し話した。日本の話、サッカーの話、旅の話…。"Travelling is good!"と言ってた。船の人が「記念に」と私のパスポートに記念スタンプを押してくれたのだが、パスポートのスタンプの数を皆に笑われた。ウシュアイア到着後、昼と同じレストランへ。ワインの酔いが心地よく、部屋に戻って寝転がっているといつの間にか寝てしまった。



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