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マラッカ flag

2011/4/30(土) クアラルンプール→マラッカ→クアラルンプール

 日本で予約した現地ツアーのピックアップでKLセントラル駅へ。マラッカへはバスの方がアクセスがいいのだが、私はマレー鉄道に乗ってみたかった。バンコク〜シンガポールを結ぶ国際列車マレー鉄道の旅は、私にとって半ば憧れ。今回はクアラルンプールからタンピンTampinという駅までわずか1時間余りだが鉄道の旅を楽しみ、さらに車でマラッカへ向かうことになる。
 列車が動き出し、さあ車窓を楽しもうと思ったら、いきなり停車。そしてなぜかバック。到着したのは(当たり前だが)KLセントラル駅。戻ってきてしまった。どうも、食堂車の販売員と荷物を乗せずに出発してしまったらしい。「東南アジアに来たんだなあ」と妙に納得する私なのでした。

Tampin到着

 再出発後、列車は順調に南下。2等車はきれいで快適だし、車窓を流れるマレーシアの緑が美しい。例の食堂車も覗いてみると、現地の人が思い思いに食事を楽しんでいる。販売員と食材は必須だね、こりゃ。私も焼きそばを買い、席に戻った。
 1時間余りでTampin到着(写真)。列車はこのまま南下を続け、夕方にはシンガポールに到着するらしい。私にとっては何より贅沢な鉄道の旅となった。

セント・ポール教会

 マラッカに到着後、美味しい昼食をとり、町の散策へ。セント・ポール教会(写真)ポルトガル支配の頃に建てられた教会で、日本でも有名なザビエルの遺骨はここにしばらく安置された後、インドのゴアに移されたらしい。

ムラカ・キリスト教会

 一方、マラッカのシンボルともいえるスタダイスムラカ・キリスト教会(写真)オランダ統治時代に建てられたもの。
 他にも町の中にはイギリス人が建てた建物も現存しており、貿易拠点としてヨーロッパ諸国の支配を受けたこの町ならではの文化だと思う。マラッカ海峡の歴史的都市群として、世界遺産にも登録されています。

マラッカ海峡

 セント・ポール教会の建つ丘からはマラッカ海峡(写真)を見渡すことができる。今でもきれいな海の上を大きな船が往来しており、何だか癒された。対岸はインドネシアのスマトラ島。又、マラッカ海峡に沈む夕日は絶景とのことだ。
 丘を降りると、トライショーの運ちゃんに声をかけられる。自転車タクシーなのだが、マラッカのものはど派手。自転車全体を花などで飾り、運転席についたCDラジカセのようなものでノリノリのディスコミュージックを鳴らしながら走るのである。マラッカ名物ということで乗ってみたが、一言で言うと最高でした(笑)

 チャイナタウンへ。マレーシアに移り住んだ華人男性と地元のマレー人女性の子孫の私邸(ババニョーニャヘリテージ)や、中国寺院の青雲亭、そしてカンポン・クリン・モスクを見て回った。近くにはヒンドゥー寺院まであるらしい。これだけの文化・宗教が共存した町というのも珍しい…。
 復路はバスに乗り、クアラルンプールのホテルまで。充実したツアーでした。



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