ホームペループーノ

プーノ flag

2001/5/2(水) クスコ→プーノ

 朝、約束のピックアップが遅れたものの、宿のおじさんの助けもあって何とか無事8時前に駅に着いた。列車の席は4人で1つのテーブルを囲むようになっている。日本人家族(Kさん)3人とご一緒する事になった。

高山列車

 プーノまでの約11時間、本当に楽しい列車の旅になった。揺れ(ハンパじゃない)も大して気にならなかったくらい。窓から、美しいアンデスの自然だけでなく、駅に着けば物売りが持っている民芸品も見る事ができる。そして何よりKさん家族と気さくに話せたのがよかった。お互いの旅の話から単なる世間話まで。食事もお茶も列車の中でとったが、飯は複数で食べた方がやっぱり美味しい。この路線の最高所(写真)(標高4,314m)で列車がしばらく停まったので外に出でみた。いい雰囲気。教会が1件建っていた。旅人がここで祈りを捧げていくのだろうか。プーノには19:00に到着。直前に車内から見たプーノの夜景も素晴らしかった。

 ここでKさん家族とお別れ。心から礼を言った。駅に来ていた客引きに連れてこられた宿はまあまあといったところか。料金も20ソル(600円くらい)と格安で、即決した。この客引きに旅行会社も紹介してもらい、明日のティティカカ湖ツアーと明後日の空港へのピックアップも頼んだ。ペルー人はほとんどボッてこないような気がする。どんどん話が進み、楽チンだ。
 旅行会社の人に紹介してもらったレストランへ行くと、同じ列車できたという日本人夫妻と出会った。夕食をご一緒させてもらう。3ヶ月中南米を旅するらしい。羨ましい限り。酒を飲みながら話しつづけ、気付くと夜10時。宿に帰ると戸が閉まっていた。しばらく戸を叩いていたら、宿の人が出てきてくれたので良かったけど。 旅はやはり人との出会いが面白い。いいペースになってきた。このまましばらく旅を続けていたい、そんな事を考えながら眠りについた。

2001/5/3(木) プーノ

 ティティカカ湖ツアーに参加。ここが標高3,850mだとは思えないくらいの大きな湖である。インカの創始者が降臨したという伝説もあるらしい。船に乗って、湖にまさに浮かんでいるウロス、そして本当の島(?)タキーレと回った。

ウロス島

 ウロス島(写真)はトトラという植物を浮かべて作った「浮き島」である。太陽電池が設置されていたり、ペットボトルを浮きがわりに使っていたりと、文明の波は着実に押し寄せているようだが、この浮き島に立った時は面白かった。とても柔らかい。みやげ物を買ったり、トトラでできた船に乗ったりした。
 船の上では、Nさんという1人旅の日本人、アメリカ人の夫と3人の娘さんを連れた日本人、そしてオーストラリア人カップルと話した。このオーストラリア人は日本の首相が変わったのを知っていた。何でもオーストラリアドルは日本円の影響を強く受けるらしく、日本の経済や政治には関心をもたざるをえないのだという。「小泉首相への期待は大きい」と伝えると「そうやって皆がpositiveになる事が一番大事」と言っていた。

タキーレ島のお祭り

 3時間後タキーレ島に到着。昼食後、村の散歩。広場があり、世界の大都市の方向と距離が書かれた塔が建っていた。TOKYOもある。オーストラリア人と一緒にお祭り(写真)も見に行った。何でも1週間後にこの島で結婚式があり、その前夜祭のようなものらしい。急いで船着場まで戻るとちょうど約束の時間。オーストラリア人曰く、"Perfect!!!"
 プーノに戻った後、宿を昨日会った日本人に薦められた所に変え、食事に出かけた。ビールが効いたのか、宿に帰るとすぐ寝てしまった。

2001/5/4(金) プーノ→

市場にあったパン屋

 9時起床。ゆっくり寝たので気分がよい。シャワーを浴びて、さらにスッキリ。プーノの市場(写真)へ。これが実に面白かった。食材がたくさん売られていて、活気がある。布、チリモヤという果物(甘くておいしいが水分が少なめ)、そしてパンを買った。パン7個で1ソル(30円)しないとは…、安すぎる。

 ピックアップサービスのために元の宿に戻ろうとすると、宿の娘さんがこの宿まで来るよう電話で手配してくれた。この宿Hotel Internationalは気に入った。「歩き方」に載っているのを見せると驚いていた。ピックアップのワゴンが来るまで話す。お世話になりました。Ciao!!!
 空港で昨日のツアーで一緒だったNさんに再会。同じくリマへ向かうとの事だったが、便は違うのでここで本当にお別れ。プーノで祭りがあったらしく、そこで買ったというミニチュアの缶詰を頂いた。



ページトップへ
リンクはフリーです。連絡頂けるとうれしいです。     Copyright (C) TORA All Rights Reserved.