ホームペルーリマ、イカ、ナスカ

リマ、イカ、ナスカ flag

2001/5/4(金) →リマ

 リマ到着が16:00。すぐに天野博物館へ電話した。天野博物館とは、その名の通り故天野氏が建てた博物館で、主にチャンカイ文化の土器や織物が展示されている。予約が必要だが、故天野氏の好意で無料で日本人がガイドしてくれる上、その説明がとても面白いと評判なのだ。電話口で英語を話そうとすると「日本語でどうぞ」と言われた。しかし、タクシーで直行しても今日最後の館内ツアーには間に合わないだろうとの事。ただ17:30まで開いているので、みやげ物は見せてもらえるという。ガイドブックでもあったら買わせてもらおう。速攻でタクシーを拾った。自信満々に「乗れ」と言ってきたドライバーだが、走り始めてしばらくすると「住所は?」。テメエ…、ちょっとキレル。まあ何とか到着した。
 館内ツアーはすでに始まっていたが、係員の方が「途中からでも良かれば見ていって下さい」と言ってくれた。ありがたい。分かりやすく、とても面白い日本語の解説のおかげで、土器や織物を不思議なくらい楽しく見学できた。みやげ物屋では、お礼の意味もこめて少し多めに買わせてもらった。

 博物館を出るとタクシーのおっちゃんが声をかけてきたので、「歩き方」に載っている宿まで連れてきてもらった。このおっちゃんに明日の空港までのピックアップもお願いした。33ドルの部屋はテレビもついており、ものすごくきれい。近くのレストランで旅の最中に気に入ったペルー料理を食べた後、部屋でNHKを見ながらくつろいだ。後は地上絵が見れれば満足だ。

2001/5/5(土) リマ→イカ(ナスカ)→リマ→

 朝、例のおっちゃんのタクシーで空港へ。なぜかおっちゃんの子供も一緒だった。日本から予約しておいたナスカ日帰りツアーは、はっきり言って高いが、時間のない身には仕方がない。メンバーは全員日本人。ツアーの団体(あまり気持ちのいい人達じゃなかった)にまぎれ、居心地がよくなかったので、2人で旅しているという個人旅行者と話していた。

ハチドリ

 小さなセスナに乗り込み、まずはオアシスの町イカへ。待ち時間をビデオ鑑賞や砂漠観光でつぶし、遊覧飛行開始。しばらくすると世界遺産ナスカの地上絵が見えてきた!!! 宇宙人、サル、イヌ、ハチドリ(写真)、コンドル、クモ、木、手、オウム。砂漠の上に確かに書かれている。パイロットは「宇宙人!」とか日本語で叫びながら、皆に見えるように絵の上を右に左に旋回してくれる。揺れるというかすごいG。旋回後、これまた日本語で「見えた?」と聞くので、即座に皆「見えた」と答える。なぜならまっすぐ飛んでほしいから。思ったより地上絵がハッキリ見えたので良かった良かった。イカで昼食をとり、博物館を観光(ミイラがいた)した後、リマに戻った。

大統領府

 リマの空港でタクシーの運ちゃんが話しかけてきた。今晩の国際線の時間までの約3時間、タクシーでリマ観光をしないかというお誘いだ。40ドルという値段にちょいと悩んだが、ケチケチするような気分じゃないし、お願いした。セントロでは大統領府(写真)、カテドラル、サンフランシスコ教会を観光、ミラフローレンスではフォルクローレのCDを買うのに付き合ってもらい、最後は海辺のショッピングセンターへ連れてってもらった。散歩していると、とても気持ちが良い。運ちゃんの買ったポテトチップをつまみながら空港へ戻った。アメリカン航空のセキュリティチェックが妙に厳しかったのはご愛嬌。パスポートにあるイランとかシリアのビザを気にしたみたいだ。23:00、満足感いっぱいでペルーを後にした。

2001/5/6(日) →マイアミ→シアトル→

 シアトル空港で、高山列車をご一緒したKさん一家と再会した。順調に旅をされたようだ。

2001/5/7(月) →成田



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