ホームインドデリー、アーグラー

デリー、アーグラー flag

1998/9/19(土) デリー

 インドに入った時に両替した100ドルが底をついた。新たに両替をして郵便局で絵葉書を出した後、明日のアーグラーまでの列車の切符を購入。昼食後、デリー中心部の観光に出かけた。
 コンノート・プレイス、国立博物館、インド門…。博物館のインダス文明の展示物以外は特に面白いとは感じなかった。話かけてくるインド人も相変わらず。泥を人の足に落としておいて何が「磨いてやる」だ! ちょっと面白いけど。片っ端からバザールにも行ったが、メインバザール以上のものは見つからなかった。夕食はメインバザールで。オールドデリーとここメインバザールがデリーで唯一楽しいと思える場所だ。

1998/9/20(日) デリー、アーグラー

 アーグラーへの日帰り旅行。目的はタージマハールだ。アーグラー駅で帰りの列車を手配しに窓口へ行ったが、満席でとれなかった。まあバスに乗ればいい。観光に出かけた。

タージマハール

 オートリキシャで一路世界遺産タージマハール(写真)へ。切符を買い、入口をくぐると、大きく、対称性の高い建物があった。文句なく美しい。写真をとり、タージマハールの中にも入った。ツアー客を率いるガイドは必ず懐中電灯でタージマハールの大理石を照らし、光の透し具合から、いかに良質の大理石が使われているかを説明していた。アメリカ人ガイドと少し話したのだが、英語やヒンディ語は難しいと言うと、日本語の方がよほど難しいと言われた。そんなものなのかもしれない。

 急に雲行きが怪しくなってきたと思ったら、スコールが降ってきた。タージマハールそばの小屋で雨宿りする。インド人ボクサーや木の実を売っている子供達がいて、木の実を食べながらインドや日本の話をした。小降りになったのを見計らって、観光再開と思いきや、またすぐにスコール。アーグラー城が見ものとしてあるが、街自体を楽しめるような所でもなさそうだし、デリーに戻る事にした。何とかバスに乗りこんだが、雨で体はビショビショ。寒い。列車で2時間の距離をバスは6時間かけて走る。しかもデリー郊外が終点で、さらにオートリキシャを拾ってメインバザールまで戻らなければならなかった。

 メインバザールで夕食をとってると、急に吐き気がしてきた。申し訳ないとは思ったが食事を残し、宿へ戻る。夜はずっと下痢と嘔吐の繰返しで生きた心地がしなかった。熱もあったような気がする。

1998/9/21(月) デリー→成田

メインバザール

 嘔吐は何とかとまったが、相変わらずの下痢で食欲もない。追加料金を払って昼過ぎまで宿で寝る。今日は日本へ発つ日。最後にメインバザール(写真)を散策しようと思っていたのに残念だ。タクシーを宿で手配して空港へ向かおうと思ったが、金が足りない。宿の人にまけてくれと交渉したが、返事は「何か売れ」。結局オートリキシャを拾い、何とか空港までたどり着き、無事帰国の途についた。



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