ホームペルーマチュピチュ

マチュピチュ flag

2001/4/29(日) クスコ→アグアス・カリエンテス

 時差ぼけのためか、朝早く目が覚めた。高山病は大丈夫のようだ。約束通り7時に迎えにきたタクシーで駅へ。定刻通り列車は出発、スイッチバックを繰り返して山を登り、アンデスを見ながら高原を走り、最後はウルバンバ川沿いをアグアス・カリエンテスまで。景色が予想以上にきれいで、南米にいる事を実感した。あっという間の4時間だった。

リャマ
マチュピチュ

 バスに乗って、一路マチュピチュへ。入口を抜け、階段を上ると、いきなりマチュピチュ(写真)が現れた。すごい!!! 精巧な石組、段々畑、背後に見えるワイナピチュ。世界遺産というのも納得。ラピュタの世界だね、こりゃ。ちょっと感動だ。ガイドと一緒に散策したが、最初のこの全景のインパクトが一番強かった。フィンランドから来たというおっちゃんと話したのだが、フィンランドを旅する日本人というのも多いらしい。サンタクロースが目的とか。いつかオーロラを見に行くのもいいなあ。
 16時頃のバスで下山。何度も道端で子供が「グッッッバーーーイ!!!」と叫んでいるのに出くわす。しかもすべて同じ子供。バスがジグザグの道を下っている間に、直滑降して先回りしているのだ。噂のグッバイボーイは本当にいた。最後はバスに乗り込んできてチップをせがむのだが、面白かったので迷わずチップを渡した。

温泉

 アグアス・カリエンテスは温泉の街。観光客は大方クスコへ帰ってしまったが、私は初めからこの街に1泊するつもりでいた。宿で少し休憩してから、旅の疲れを癒そうと温泉(写真)へ。宿の人に聞いた川沿いの道を上がっていくと、すぐ見つかった。水着を着用し、いざ出陣…。これは温泉プールといった方が正確かもしれない。欧米人カップルはいちゃついてるし、子供はダイビング、潜水している人もいた。傍にはバーまで。落ち着かないぞ、これじゃ。お湯はそこそこ気持ちよかったが、温泉は日本の方がよいと思う。でもペルー人と一緒に打たせ湯に並んだり、貴重な体験ができた。
 一端宿に戻ってから夕食をとりに出かけた。コーンスープが最高。ペルー料理はおいしい。

2001/4/30(月) アグアス・カリエンテス→クスコ

 朝起きると雨が降っていた。小雨になるのを待ち、7:30のバスで再度マチュピチュへ。霧の中見え隠れするマチュピチュがまた幻想的。まさに空中都市だ。刻一刻と姿を変えるマチュピチュをしばらく眺めていた。

インティプンクから見るマチュピチュ
インカ道とインティプンク

 さて今日1日ここで時間を使える。ワイナピチュ山に登るのもいいが、どうも昨日のガイドの説明にあったインカ道が気になった。インカ時代に整備された道で、何でもクスコまで続いているらしい。クスコの方からテントに泊まりながらマチュピチュを目指す観光客も多いとか。「歩き方」によると、比較的近くにインティプンクという小さな遺跡がある。よし、行こう。石畳のインカ道を1時間も歩くと、インティプンク(写真)は見えてきた。昨日、列車で見かけた欧米人が寝ていて、向こうも私の事を覚えていたらしく、軽く挨拶を交わした。ここからはマチュピチュ全景が見渡せる(写真)。これがまたいい。霧が晴れた瞬間、皆マチュピチュに釘付けになっていた。

 マチュピチュに戻ってインカの橋を見に行き、昼食。そしてマチュピチュで昼寝。贅沢な時間だ。昨日よりずっとマチュピチュを満喫できたと思う。ただ思ったより日差しが強かったみたいで、日焼けで顔が痛い。またまたグッバイボーイ(昨日と違う子供だった)を見ながら下山した。

 昨日と同じ店で食事をし、列車に乗りこむ。疲れていたのか、クスコ到着直前まで寝ていたが、きれいなクスコの夜景は見ることができた。駅に来ているはずの迎えが見つからなかったので、声をかけてきたペルー人に助けてもらって、宿まで。あいかわらずのいい部屋。明日はクスコを満喫するつもりだ。



ページトップへ
リンクはフリーです。連絡頂けるとうれしいです。     Copyright (C) TORA All Rights Reserved.