シンガポール経由でイスタンブールへ。着陸するとトルコ人は拍手をしていた。空港でリコンファームを済ませ、バスでアクサライまで。友人と合流するために予約しておいたホテルを探していると、いきなり悪名高いカーペット屋に話しかけられた。ホテルの場所を教えてくれた後、今日一日案内してやるという。怪しさ満点だったが、とりあえず付き合ってみる事にした。
予想通りお店へ連れていかれる。友人を紹介され、チャイ(トルコの紅茶)をご馳走になった。このトルコ人にSQのスチュワーデスが綺麗だったと言ったら、「スケベねえ〜、でもスケベ悪くない〜」と日本語で返されてしまった。なんだかんだで2時間はしゃべっていただろうか。キリがないので適当なところで店を出た。何も買わなかったが、確かにトルコ絨毯は美しい。いつか良い絨毯を買いたいものだ。
店を出た後は、International Youth Card(このカードでトルコのほとんどの観光地の入場料が無料になりました)を作ったり、船でアジアサイドの駅へ行って夜行列車の切符を買ったりと、ほとんどの時間を海の近くで過ごした。エミノニュ桟橋の有名なさばサンドはおいしいし、船に乗っていると気持ちがいいし、ガラタ塔からの眺めたイスタンブール旧市街(写真)の景色は最高!!! そして様々なトルコ人が話しかけてくる。一日過ごしただけでこの街が大好きになった。夜、友人も無事ホテルに到着。明日から2日間一緒に観光する事になる。
朝、早速安宿に移り、昨日ガラタ塔から見た旧市街のトプカプ宮殿、ハレム、アヤソフィア、ブルーモスクを観光。イスタンブールの歴史地区として世界遺産にも指定されており、本を読んで歴史を知っていたこともあって、どこも興味深かった。
トプカプ宮殿:オスマントルコのスルタンと呼ばれる支配者の居城。宝石が山ほど展示してあるが、やはりハレムが面白い。庭から眺める金角湾やガラタ塔も美しい。
アヤソフィア:イスタンブールが東ローマ帝国の首都だった時代のギリシャ正教の大本山。オスマントルコによってコンスタンチノープルが陥落した際、イスラム教寺院に改造されたという歴史を持つ。
ブルーモスク(写真):本名スルタンアフメット・ジャミィ。内部の青タイルの美しさからブルーモスクと呼ばれる。本当にきれいで、個人的に大好きな場所。祈りの場所として現在も機能している。
オスマントルコの猛攻を防いだテオドシウスの城壁も見に行ったが、これが大当たり。見知らぬおじさんが無言で道を教えてくれたり、子供達がサッカーボールを蹴ってきたり…。城壁に登れば下からトルコ人が手を振ってくるし、とても暖かい気持ちになれた。
帰りに寄ったロカンタ(レストラン)では、子供がすすんで机をふきにきた。どうやら日本人がめずらしいらしい。シシカバブサンドを食べたが、日本で聞かされた羊肉のくささは全く感じない。この旅ではこのシシカバブサンドとアイランというヨーグルトジュースに世話になる事になる。八百屋でチェリーをデザートに購入してホテルへ帰った。ちなみにトルコのチェリージュースはおいしくオススメです。