ホームエチオピアガシャナ

ガシャナ flag

2002/9/10(火) ラリベラ→ガシャナ→ゴンダール

 朝4:30起床。5:30出発予定のバスに乗り込んだが、実際に動き出したのは6時を過ぎていた。エチオピアには独自の時刻があり、6時はエチオピア時刻0時にあたる。日の出と共にカウントする訳で、ある意味合理的かも。エチオピアのバスは、窓が開けられず、席が狭く、乗り心地がよくないとの評判だったが、それ程気にならなかった。道が悪くかなり揺れるが、景色は相変わらず美しいし、何より眠かったのでほとんど寝ていたし。3時間程でガシャナという村に到着。

 目的地ゴンダールへのバスは昼1時までないという。途中どこかで1泊し、到着は明日夕方になるそうだ。エチオピアのバスは日が暮れると走らないのだから仕方ない。ただヒッチハイクが一般的な交通手段らしく、そのブローカーまでいた。お金は払うが面白そう。ブローカーに5birr、ドライバーへ50birrの約束で頼んだ。私はただ待つだけ。お菓子の売り子と話して過ごした。戦争で父親をなくし、医者かパイロットになるのを夢みて勉強と仕事に励んでいる子供だった。

ヒッチハイク初体験!?

 1時間半後、大きなトラックがつかまった(写真)。バハルダールという別の町へ行くところをゴンダールにも寄ってくれるという。明朝には着けるとも聞いたので、乗せてもらった。運転席の横で見晴らしもよく、気分は最高。ヒッチが普通に根付いているようで、たくさんの人を乗せては降ろしていた。ドライバーがまた良い人で、話をしたり、ガムをもらったり、店でコーヒーをおごってもらったり。コーヒーセレモニーと呼ばれるのだが、草を床にひき、お香を焚き、土器のポットで湯をわかして入れたコーヒーはとても美味しかった
 で、どうも今日中にゴンダールへ着こうとしてくれているみたいなのである。暗くなった後も、私1人のために走ってくれた。320kmの悪路を9時間余りかけ、夜8時頃ゴンダールに到着。この親切は心に染みた。お金を少し余分に受け取ってもらい、感謝の言葉を伝えた。本当にありがとうございました、ヤワさん。おかけで1日余分にエチオピアを楽しめました。
 宿を見つけてチェックイン。夜は嵐で停電が何度かあったが、感謝の気持ちで一杯の1日だった。



ページトップへ
リンクはフリーです。連絡頂けるとうれしいです。     Copyright (C) TORA All Rights Reserved.