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シラーズ flag

2000/5/3(水) シラーズ

 シラーズに戻って、まずは腹ごしらえ。カバブの他にホレシュというシチューを食べた。これがとてもおいしい。カバブはソマーグというイランのスパイスをかけて食べるのだが、何度食べても梅おかかの味がする

鏡のモザイク張りのモスク
エラム庭園

 充実した食事の後、バラで有名なエラム庭園(写真)へ。ペルシャ式庭園として世界遺産に指定されている。ここではたくさんのイラン人と話をした。先生と生徒達、ビワのような果物を教えてくれたお兄さん達、木からトゥートという果物を落として一緒に食べたお兄さん達、女学生の団体、ビデオカメラで我々を撮影までしていた家族…。互いの名前を日本語やペルシャ語で書いたり、写真を撮ったり。それでもイランの女性との写真は撮れなかった(我々の事はバシバシ撮っていたが)。普段サインなんてした事ないが、ここではとにかくサインを求められた。大人気。バラが咲いていて美しい場所でもある。

 タクシーで中心部まで戻る。イランの交通はとても安く、タクシーも気軽に乗れて皆の足になっていた。そして喉が乾くと、生ジュース。後から思うと、シラーズの生ジュースは特に種類が多く、おいしかった。部屋で食おうとスイカとメロンを買い、バザールでチャイ、チャイグラス、果物ナイフも購入。途中知り合ったイラン人兄ちゃんの案内で、とあるモスクへも行ったが、これがまた美しい。中に入ると、トルコやエジプトで見たモスクと違い、鏡のモザイク張りだった。真剣なイスラム教徒に混じって、一緒にお祈り。後から調べると、シャー・チェラーグ廟とあった。

2000/5/4(木) シラーズ→

 バスターミナルでエスファハン行きのバスを予約。今晩、エスファハンへ経つ事になる。一端宿へ戻り、半額で夜までアパートを借りられるよう交渉してから、ハーフェズ廟へ。ハーフェズとはイランで有名な詩人らしいが、ここで何より気に入ったのはチャイハネだ。チャイを飲みながら、のんびり贅沢な時間を過ごし、気付くと2時間経っていた…。

 同じく詩人のサァーディ廟へも行った。地下にコイのいる池があり、それを囲むようにやはりチャイハネがあった。バラ水の入ったアイスを食べていただけで、イラン人の注目の的になる。こっちを見ていた子供にペルシャ語で"さようなら"と言うと、メチャメチャ驚いていた。上へ上がると、その子供達に囲まれ、おやつをもらったり、一緒に写真を撮ってくれと頼まれたりと、相変わらずの人気ぶり。

 一端2人と別れ、最後の時間は1人で気ままに歩いた。昨日エラム庭園で会った先生と生徒達にバザールで再会し、ペンと数珠の交換をしたり、モクートというお菓子を探していると、数人のイラン人が集まってきて代わりのお菓子をくれたり。その中の1人が言った言葉が忘れられない。"Remember this place. If you have any problems, I can help you."とまで言ってくれたのだ。今夜シラーズを発つ事が残念に思える程の言葉だった。

 宿で2人と合流し、スイカを食べてからチェックアウト。バスターミナルへ向かうも、腹の調子が悪くなってきた。バスに乗るとすぐ寝たが、何だが熱もあるようだ。ここは衛生状態悪くないイラン。特に危なそうなものも食べてないんだが…。



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