美瑛、富良野、トマム
丘のまち、美瑛。色とりどりの農地が広がる丘陵地帯の景観は絶景の一言です。展望の美しい丘や有名な木々を周っていると、ふと出会う美しい風景に心を奪われます。毎年育てる作物が変わるため、訪れる度に新たな景観に出会えるのも大きな特徴です。又、十勝岳に近い白金エリアにも美しい池や滝、温泉があり、ゆったりとした時間が流れています。
ラベンダー畑で有名な富良野もアクセス圏内で、美瑛とはまた雰囲気を異にした美しい農園があります。又、南富良野を拠点にすれば雲海で有名なトマムにも足を伸ばすことができ、、ゆっくり時間をかけて周りたいエリアです。
写真
オススメ
青い池、白ひげの滝、白金温泉
その名の通り、まるで絵のような青い水と立ち枯れたカラマツが幻想的な風景を作り出しています。その美しさのため、アップル社がMacやiPhoneの壁紙に採用したこともあり、話題になりました。青い池の上流には白金温泉、そして白ひげの滝があります。岩の割れ目から十勝岳連峰の地下水が流れ落ちているのですが、この水がアルミニウムを含んでおり、美瑛川と混じることによって形成されるコロイドが青い水の原因ではないかと言われています。
青い池から白金温泉方面へ向かう道は白樺街道と呼ばれています。ドライブはもちろんのこと、少し車を停めて白樺の森を散歩するのも気持ちいいです。白金温泉からさらに奥へ進むと十勝岳の望岳台があります。私が訪れた時はあいにくの天気だったのですが、晴れていれば十勝岳の眺望を間近で楽しむことができるでしょう。
パノラマロード
美瑛の南側を走る道で、高台が多く、「丘のまち」とも呼ばれる美瑛を象徴する展望の美しい丘が点在しています。広大な花壇や畑が美しい四季彩の丘が有名ですが、私が最も気に入ったのは新栄の丘です。いかにも美瑛らしい丘陵と畑が広がっていて雰囲気抜群。特に夕暮れ時の美しさは圧巻です。
又、パノラマロードの一画に拓真館があります。美瑛や富良野を全国に広めた風景写真家、前田真三氏の写真ギャラリーで、美瑛の日常風景を切り取った美しい写真が数多く展示されています。中には絵と見間違うような写真もあり、ここを訪れるとカメラの腕前を上げたくなります。
パッチワークの路
一方、美瑛北側のなだらかな丘陵地帯を走る道がパッチワークの路です。広大な農地に区画ごとに異なる農作物を植えられており、パッチワークのように見える畑が一面に広がっています。そして、所々に車のCMやタバコのパッケージに使われて有名になった木が点在しています。マイルドセブンの丘、ケンとメリーの木、セブンスターの木など。こういった木を周遊しながら自分だけのお気に入りの風景を探すのが楽しいです。毎年育てる農作物は変わるため、同じ風景は2度は見れません。
ファーム富田(富良野)
富良野観光といえばラベンダー畑でしょう。中でもファーム富田はラベンダー観光の発祥地ともいえる場所で人気です。広大なエリアにラベンダーはもちろん、他にも色とりどりの美しい花畑が整備されており、一見の価値ありです。
雲海テラス(トマム)
富良野からもう少し南に下ったところに、雲海で有名なトマムがあります。人口わずか1,200人の小さな村ですが、広大な敷地が星野リゾートトマムとして開発されています。ここの雲海テラスは有名で、天候に恵まれれば早朝日高山脈を越えて流れ込んでくる雲海の絶景を楽しむことができます。
美瑛や富良野中心部からだと少し距離があり、私は南富良野のかなやま湖まで移動し、キャンプを楽しみながらアクセスしました。
アクセス
旭川空港でレンタカーを借りてアクセスするのがいいでしょう。
旅のルート
2015年に私が旅した時の周遊ルートを紹介します。阿寒国立公園や釧路を観光した後、層雲峡を経由して美瑛の民宿クレスに拠点を移し、美瑛、富良野、旭岳を見て周りました。さらに南富良野のかなやま湖オートキャンプ場に移動し、キャンプを楽しみながらトマムにもアクセスしました。天気の関係であちこち行ったり来たりしてますが、そのまま紹介します。
日 | 移動 | 観光 | 宿泊 |
---|---|---|---|
1 | 標茶→層雲峡→美瑛(車):雨天 | 層雲峡 | 美瑛 |
2 | 美瑛周遊(車):雨天 | 拓真館 | 美瑛 |
3 | 富良野、美瑛周遊(車) | ファーム富田 パッチワークの路 パノラマロード |
美瑛 |
4 | 白金、美瑛周遊(車) | 青い池 白ひげの滝 白金温泉 パッチワークの路 パノラマロード |
美瑛 |
5 | 大雪山旭岳周遊(車):雨天 | 大雪山旭岳 大雪旭岳源水 |
美瑛 |
6 | 美瑛→大雪山旭岳→かなやま湖(車) | 大雪山旭岳 | かなやま湖 |
7 | トマム周遊(車) | 雲海テラス かなやま湖 |
かなやま湖 |
8 | かなやま湖→(車) |
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