ホームマダガスカルフォート・ドーファン

フォート・ドーファン flag

2005/5/3(火) アンタナナリヴ→フォート・ドーファン

 9時チェックアウト。10時頃には空港に着いたが、フライトが2時間遅れていた。どこかへ行こうかとも思ったが、何とも中途半端な時間だったので、空港で絵葉書を書いたり本を読んだりして過ごした。13:30頃ようやく離陸、と思ったら途中で失速してやり直し。大丈夫なのだろうか…、かなり不安になったが、無事フォート・ドーファンにたどり着いた。声をかけてきたドライバーのタクシーでAir Fort Servicesという旅行会社へ。降りる時、マダガスカルで初めて料金で少しもめた。
 ここフォート・ドーファンはキツネザルで有名なベレンティ保護区へのゲートウェイとなる町。しかし、この保護区はとにかく高い。お金じゃないとは思うが、それにしても異常な金額だ。Lonely Planetの評価が微妙なこともあり、どう過ごすか相談してみたかった。結局、ナハンポアナ(Nahampoana)保護区という別の保護区へ行くことに。値段はあえて書きませんがベレンティの10分の1くらいです。しかも同じ種類の動物が見れるとのことで、シファカが見れればと思っていた私には十分でした。

 Kaleta Hotelという宿にチェックイン後、少し町を散策。緑が豊かでよい雰囲気の町だ。スーパーマーケットは見つけたが、レストランがなかなか見つからない。何とかシーフードピザにありつき、ビールも飲んでご機嫌で宿へ帰った。部屋から美しい海も見える。明日は少し早起きして、もっとこの町を歩いてみるつもりだ。

2005/5/4(水) フォート・ドーファン

 朝の散歩は大当たり。半島を一周したが、学校へ通う子供達と一緒に道を歩き、何人かのマダガスカル人に声をかけられ、サッカーをしている子供達を眺める。実に気持ちのいい散歩だった。朝食にバナナを買い、部屋へ戻った。
 9時頃ピックアップがやってきた。車には既にフランス人家族が乗っていた。挨拶後、ナハンポアナまで悪路を30分程度。保護区内でフランス人カップルが合流し、ガイドと共にいよいよ散策開始だ。

シファカ2
シファカ

 スタートしてすぐにシファカ(写真)に会えた。"シカフ !"とガイドが呼ぶと、次から次へと集まってくる。こんなにあっさり見れるとは思わなかった。白い毛皮に覆われていて、とてもかわいい。シファカは木の上で生活する動物で、地面に降りてもピョンピョン横っ飛び(写真)で移動する。自然の姿ではないが、見てみたかった。ガイドがバナナを使ってうまく誘導してくれてジャンプを始めた時、思わず写真を撮りまくってしまった。

ワオキツネザル
陸ガメ

 他にも陸ガメ(写真)が歩いているのに驚いたり、立ち上がるワオキツネザル(写真)を写真に収めたり。茶色い別のキツネザル、カメレオンにも会えた。保護区内は一面とにかく緑。ボートに乗ったり、鳥を見たり、植物もたくさん見れた。ウツボカズラ、グァバ、ジャックフルーツ、フランボアーズ、コーヒー、バニラ…。

 昼食をはさんで保護区内にあるを見に行った。フランス人家族の子供達はアリやトンボ、カエルに興味があるらしく、道草をしては母親に怒られていた。ツアーメンバーが皆フランス語で、いまいちコミュニケーションがとれなかったのは残念だが、動植物は十分満喫できた。この保護区で1泊する旅行者もいるようだ。
 帰りのピックアップを待つ間、例の子供達が地元の子供達とサッカーを始めた。子供の頃からこんな出会いができるなんて何とも羨ましい。帰りのドライブがまたのどか!!! 車の前を横切るワオキツネザル、日常を生活しているマダガスカル人…。思わず笑みがこぼれてしまう。宿まで連れて帰ってもらい、フランス人家族とお別れ。1日ありがとう。

 夕食はレストラン・ミラマルでシーフードを楽しんだ。海辺のレストランで雰囲気も最高。フォート・ドーファンのベストレストランと言われる。一人だと少し寂しいが、ちと贅沢しようかと。カニ、白身魚、ビール、デザートまで食べて23,400ARIARI(12ドルくらい)。真っ暗な夜道は少しこわかったが、満足感一杯で宿へ帰った。



ページトップへ
リンクはフリーです。連絡頂けるとうれしいです。     Copyright (C) TORA All Rights Reserved.