朝7:30、AVEというスペインの新幹線は、乗り込むと同時に出発。危うく乗り遅れるところだった。車窓から朝日を見て過ごすこと2時間弱、アンダルシア地方の街コルドバへ到着。コインロッカーに荷物を預け、グラナダへのバスの時刻を調べてからタクシーでメスキータへ向かった。
メスキータ(写真)はイスラムのモスクをキリスト教のカテドラルに改造(?)したもので、トルコのアヤソフィアとちょうど逆のケースの建造物。異なる文化が混じり合った独特の雰囲気がとても面白く、私は飽きもせずに建物の中を歩き回っていた。
と、いきなり日本語で名前を呼ばれた。スペインに知り合いはいない。驚いて声の方を見ると、日本人女性が立っていた。はじめは分からなかった。しかし…、まさかそんなはずは…、でも似てる…。トルコのカッパドキアで出会ったKさんだ!!! 何という偶然。同じ日、同じ外国の、同じ街の、同じ建物を見物していたのだから。同僚の教師と2人でスペイン旅行へ出てきたとの事だった。メスキータの中で記念写真を撮ってもらい、しばらく話した。2人も今日のうちにグラナダまで行くつもりらしい。「バス停で会いましょう」と言って一端別れた。メスキータ、忘れられない場所になりそうだ。
メスキータを出た後は、ローマ橋(写真)からメスキータの外観を眺めたり、美しい白壁のユダヤ人街(写真)を散策したり。アンダルシアらしい街並だが、そのぶん観光客がすごかった。メスキータやローマ橋、そしてユダヤ人街は世界遺産にも登録されている。
バスターミナルまで戻ってKさん達と合流し、イカリングと生ハムとパンの昼食をとった後、バスでグラナダを目指した。