TORAの海外旅行記
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今日はこの旅の目玉の1つ、世界遺産アブシンベル神殿観光だ。昨夜宿で予約しておいたタクシーで、アスワンハイダム経由で空港へ行き、自由席の飛行機で、アブシンベルへ。
神殿はまさに圧巻。普通、神殿というのは人間が神と出会う所なのだろうが、この神殿は1人の人間が神として自分の力を顕示するもの。全体の彫刻（写真）といい、内部の壁画（写真）といい、今までに見た建造物とは全く雰囲気が異なっていた。エジプトならではの文化だと思う。年に2度、この神殿内部の至聖所にまで朝日が差し込む日があるという。1日はラムセス2世の誕生日の2月22日、もう1日は戴冠式の10月22日。どんな計算をしたんだか…。美しいナセル湖と共に写真におさめた。
行きと同じドライバー（名をサイットという）の車でアスワン空港から街へ戻る。サイットとはいろんな話が出来るので明日も乗せてくれと頼んでおいた。降りる時タクシーに帽子を置き忘れたのだが、気づいて戻ってくるまで同じ場所で待ってくれていた。
足は自然とスークへ向かう。昨日知り合いになったエジプシャンが方々から声をかけてきてくれた。ここを歩いていると、自分が現地に溶け込んでいるのを実感できる。食事を昨日と同じ店でとると、覚えていてくれたみたいで、「昨日と同じのを」で通じた。アスワンのスーク、一生忘れないと思う。
