鎌倉は1185年から1333年まで日本の首都だった町です。12世紀、日本はそれまでの貴族政権から武家政権へと政治体制を大きく変えようとしていました。この流れは、源頼朝が鎌倉に独自の政権(鎌倉幕府)を開いたことで決定的となり、鎌倉幕府が滅んだ後も、武家社会は後の明治維新まで約700年も続くことになります。

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オススメ

鎌倉には古都ならではの落ち着いた雰囲気があります。神社やお寺を周って歴史に思いを馳せるもよし、桜、あじさい、紅葉など季節おりおりの自然を楽しむもよし、散策がとても楽しい町です。東京からのアクセスもよく、日帰り旅行も十分可能です。

北鎌倉周辺の禅寺
北鎌倉駅周辺に、鎌倉時代に栄えた臨済宗(禅宗の1つ)の寺院が点在しています。日本最古の禅寺である建長寺、蒙古襲来時の戦没者を弔うための円覚寺、山の麓に静かにたたずむ浄智寺は鎌倉五山と格付けされた禅寺です。又、建長寺と円覚寺の間にある明月院は風情のある丸窓がある他、6月にアジサイが咲き乱れることで有名で、アジサイ寺とも呼ばれます。

源頼朝ゆかりの神社(源氏山ハイキング)
鶴岡八幡宮は鎌倉のシンボルとも言えるでしょう。多くの観光客が、鎌倉駅から賑やかな小町通りや若宮大路で食べ歩きを楽しみながら八幡宮を目指しますが、時間と体力に余裕のある方は、北鎌倉から源氏山を越えて鎌倉まで歩くのがオススメです。標高約90m程度の低い山ですが、山道を歩き、銭洗弁財天や佐助稲荷神社など頼朝ゆかりのユニークな神社を訪問し、鎌倉駅まで歩くコースです。銭洗弁財天で洗ったお金は倍になるとか!? 途中、鎌倉大仏の方へ抜けることもできます。

鎌倉大仏、長谷観音
レトロな江ノ電に乗り、長谷駅から少し歩くと高徳院長谷寺があります。高徳院は何といっても鎌倉大仏が有名でしょう。奈良の大仏に続いて日本で2番目に大きな大仏様です。一方の長谷寺は長谷観音が有名ですが、ここには美しい庭園や鎌倉の町を見渡す展望台もあるので、ゆっくり散策されるとよいでしょう。

*鎌倉市観光協会のページも参考にしてみてください。

アクセス

東京駅から鎌倉駅までJR横須賀線で約1時間。円覚寺や建長寺といった禅寺を周るには、途中の北鎌倉駅で下車すると便利です。鎌倉大仏や長谷寺には、鎌倉駅から江ノ電で5分程度の長谷駅が最寄駅となります。

旅のルート

オススメを全部周ると駆け足にはなりますが、朝早く出発すれば日帰りも可能です。もちろん一泊すれば、他のお寺を周ったり、江の島まで足を伸ばしたり、ゆっくり散策できるでしょう。

移動 観光 宿泊
1 東京→北鎌倉(JR)
北鎌倉→鎌倉(徒歩)
鎌倉→長谷→鎌倉(江ノ電)
鎌倉→東京(JR)
北鎌倉の禅寺
源頼朝ゆかりの神社
鎌倉大仏
長谷寺