今回の航空券を買ったのは出発3日前。たまたま仕事が早く終わり、ふと行きつけの旅行会社に足を運ぶと、アフリカ旅行を手配してくれた方がカウンターにいて、私のワガママを聞いてくれた。行き先はラオス。比較的近いし、ビザが空港で取得できるし、旅先で出会った人々から「何もないけど、なんかいい」と聞いていて、いつか行こうと考えていた国の1つなのだ。さすがに乗り継ぎのいいフライトはとれず、バンコクの空港で一泊。この空港で夜を明かすのも何度目だろう。
朝9:30にビエンチャン着。ビザ取得後、空港にあった旅行会社へ。古都ルアンパバーンまで足を伸ばすか、ビエンチャンでのんびり過ごすか、最後まで悩んだが、行きたいと思い始めると、どうにも止まらない。帰りの航空券がとれなかったが、バスもあるし何とかなるだろう。よし、行こう。まだ事件のことを知らない私なのであった…。
旅行会社のお兄さんに勧められ、フライトの待ち時間を使ってビエンチャン郊外へ。チャーターしたタクシー(15ドル)の運ちゃんが良い人で、窓から見える風景を解説してくれる。"なんちゃら寺!"、"ビール工場!"、"なんちゃらホテル!"、"SUZUKI!"…、見りゃ分かるものもあるが、楽しい。
まず訪れたのがブッダパーク。屋外でたくさんの仏さまが「思い思いの姿」でくつろいでいる。寝転がっている仏さまは東南アジアではそう珍しくないが、ノリノリで三味線(?)を弾いている仏さまってのは初めて見た。猿の神さまもノリノリでダンシング(写真)!ってか、これ、ヒンドゥ教の神さまじゃ…。ここ、気に入った。
ブッダパークのすぐ側にはメコン川が流れており、すぐ対岸はタイである。このタイとの国境にかかっている友好橋(Friendship Bridge)(写真)も見に行った。時間があれば、この橋を渡ってタイへ入国し、バンコクまで列車で行ける。私はフライトの時間が迫ってきており、慌しく空港へ戻った。