朝8時起床。気持ちのいい朝だ。シャワーを浴び、宿(写真)で少しくつろいでから散歩に出かけた。フランスパンのサンドウィッチとラオスコーヒーの朝食をとったのだが、これがまたメチャクチャうまい。もう満足。
ワット・シェントーン(写真)へ。世界遺産ルアンパバーンのシンボルで、ラオスの寺院の中で最も美しいと言われる。個人的に興味深かったのは、同じ敷地内にあったホー・ラーサ・ロット。中に昔の王さまの霊柩車があり、不謹慎かもしれないが美しかった。しばらく眺めていると、昨日出会った日本人に再会、美味しいラオス料理の話で盛り上がった。
散策していると、お坊さんが歩いていたり、子供たちが遊んでいたり(写真)と、とにかくのどかな町である。小道を入るとまたいい雰囲気。特に何があるという訳ではないのだが、散策していてこれだけ気持ちいい町も珍しいのではないか。ふと何やら騒々しい一角を見つけた。何しているのか聞いてみると、先祖を祭るお祝いだという。楽器を弾き、美味しそうな料理が所狭しと並んでいた。んー食べたい。
王宮博物館へ入ろうとしたが、あいにく昼休み。で、メコン川をボートで上り、タム・ティン(写真)と呼ばれる洞窟へ行ってみた。風は気持ちいいし、景色はきれいだし、いい船旅。1時間半程で到着し、洞窟の中へ入ると、何とも不思議な光景が広がった。ありとあらゆる所に並べられた仏像がメコンを見下ろしている。何でも4000体以上もあるらしい。メコンの新たな一面を見た気分だ。
町へ戻り、遅い昼食をとった。揚げ春巻などを食べたのだが、皮がモチモチしていて、とても美味しい。全くラオス料理ってやつは…。そろそろ宿へ戻ろうかと思っていると、偶然宿の主人が客を乗せてバス停へ向かうのに出くわし、一緒に送ってもらった。「どうか襲われませんように」タム・ティンの仏さまに祈った内容である。18:00予定通りバスは動き出した。