この旅は、転職以来初めての海外旅行。そして、いつもと違い、5ヶ月後に結婚する彼女との2人旅だ。ベトナム航空でホーチミンを経由し、ハノイへ。今回は北部、中部を回る予定。前回のベトナム訪問から約10年。ホーチミンの空港もすっかり新しくなっていた。
ハノイの空港カウンターで20ドル払い、タクシーに乗ってホテルへ。この運ちゃん、パッシング、ウィンカー、クラクション、あらゆる方法で前の車をあおっていた。途中、民家がたくさん見えたが、なぜか明かりのともった家は少なかった。
風邪気味の彼女を部屋に残し、現地旅行会社のオフィスへ。水上人形劇のチケットを受け取りに行ったのだが、1人で見る訳にもいかず、ホテル周辺(写真)を散歩。近くにあったレストランで食べたベトナム料理が美味しかった。生春巻きをtake outし、部屋に戻る。旅行会社、レストラン、ホテルと、話した人は気持ちのいい人ばかりだった。
8時過ぎ、ハロン湾ツアーのピックアップバスに乗り込む。日本語のうまいガイドさんにいろいろ教えてもらう。北部と南部のベトナム人の性格の違い(南部の方が開放的)、ベトナム国旗の意味(赤は革命で流された尊い血を、星は労働者・農民・知識人・青年・兵士の団結を象徴)など。ベトナムは戦争の国だとも言っていた。早く記憶から薄れてほしい…。途中みやげ物屋で買ったドライマンゴーをつまみながらハロン湾へ向かった。
船に乗り換え、ハロン湾クルーズへ。世界遺産にも登録された独特な景観を楽しんだ。海面からニョキニョキ突き出した独特な奇岩(写真)、そして水上生活者の家…。
船が動いていても、物売りの船(写真)が寄ってきて人が乗り移ってくる。まるで海賊みたい。ただ、人はしつこくなく、穏やかで、以前のホーチミンで受けた印象とかなり違う。船の中で食べた昼食がこれまた美味!他の日本人2人と卓を囲み、それぞれが持っている果物等を分け合った。
昼食後、奇岩を見ながらクルーズし、ティエンクン洞(写真)という鍾乳洞へ。ここまでカラフルにライトアップしなくてもいい気がするが、美しい鍾乳洞である。
港に戻り、バスに乗り換え、20時前にハノイ到着。昨日と同じレストランで食事した。彼女の方はあまり食べられないものの、熱は下がってきて少しずつよくなっているようだ。早目に就寝。