ホテルの部屋で少し休憩した後、昼食をとりに出かける。目的は「ホワイト・ローズ」、「カオ・ラウ」、「揚げワンタン」のホイアン三大名物(写真)だ。これらはホイアンが本場で、近くの町からわざわざ食べにくる人もいるらしい。近くにあったレストランで食べてみたが、どれもとても美味しい。ホワイト・ローズは海老のすり身が入ったワンタンのような味わい。カオ・ラウは日本人が伝えたとも言われ、うどんに似た歯ごたえ(味付けは違うけど)。揚げワンタンもパリパリしてて、ビールのおつまみに最高だ。ベトナム料理は本当に日本人の口に合うと思う。
世界遺産にも登録されたホイアンの古い町並みを散策するのがまた楽しい。日本人橋とも呼ばれる来遠橋(写真)、ホイアンの伝統的な細長い家屋…。町中は落ち着いた雰囲気だが、川沿いには市場があり、過去に交易で栄えた町ならではの活気があった。
のんびりした空気が流れる町並(写真)を気の向くままに歩く。軒下にぶら下がるランタンがまたいい。コーヒーを飲んで休憩したり、シルクの製造工程を見せてもらいながら買い物をしたり、民族音楽を聞いたり(我々含めて客は4人しかいなかったけど)。バイクがいなければもっと歩きやすいのになあ。
落ち着いた町だが、決してさびれている訳ではない。交易の歴史が凝縮された、現在も生きているホイアン。1日歩いただけで、この町が大好きになった。