朝起きて窓から外を見ると、青空が広がっていた。今日は世界遺産グレートバリアリーフ。どうしても晴れてほしかったのだ。ホテルの朝食をとり、早速港へ向かった。
停泊している船のそばにスタッフがいて、チェックインをすませた後、白を基調にした美しい船に乗り込む。紅茶のサービスがあり、出港までの時間を楽しんだ。
予定通り、8:30に出港。しばらくすると出身国に応じてグループに分かれ、今日1日の予定について説明があった。日本人スタッフもいて、おもしろおかしく説明してくれた。外洋に出ると、船が結構揺れる。風が強く、少し波があるらしい。スタッフは「船酔いは気持ちの問題」「希望者には私が船酔い防止のマジナイをします」と言っていた。そんなものなのかも。最初は揺れが気持ち悪かったが、すぐ慣れて、船の上を散歩して過ごした。妻は「全然気にならない」と平気にしていて、気づくと寝ていた。
2時間程のクルーズの後、 ミコマスケイ到着(写真)。サンゴのかけらでできた白い小さな島で、海も美しい。一気にテンションが上がる。と、スタッフが魚の餌付けをはじめた。結構大きな魚が集まってきて(写真)ビックリ。
小さな船に乗り換え、島に上陸し、シュノーケル開始。風のせいか、透明度はそれほどでもないが、サンゴ礁に集まる色とりどりの魚(写真)を見ることができた。水中撮影できるカメラで魚を撮るのが楽しく、ひたすら海に浮かぶ。あっという間に時間が過ぎていった。
一旦、船に戻ってビュッフェスタイルの昼食。照り焼きチキンに、白身魚のフライに、エビに、これがなかなか美味。昼食後は半潜水艦にも乗ってみた。深い場所には、シュノーケルで見たのとはまた違う立派なサンゴ礁が広がっている…。
残った時間でもう一度島に上陸し、シュノーケルを楽しんだり、ビーチでのんびり過ごしたり。ミコマスケイは鳥の楽園(写真)でもあり、たくさん鳥がいて、鳴き声がうるさいくらい。ここでは、彼らが住人で、我々はお客さんなのだけど。
船に帰ると、お茶とケーキのサービス。このケーキがまた美味しかった。ミコマスケイに別れを告げた後、シャンパンのサービスがあり、そばに座っていたオージーと乾杯。最高の気分でビールを追加注文し、スタッフの方のギターや歌を聴きながら、ケアンズまで。もう揺れなど全く気にならず、あっという間のクルーズだった。ケアンズの港が見えてくると、船に世界各国の国旗が飾られ、そのまま入港。スタッフ全員に見送られながら船を後にした。大自然に、そしてスタッフの方々に、感謝で一杯の1日。