朝食後、ホテルをチェックアウトし、タクシーで空港へ。離陸後、飛行機の窓からグレートバリアリーフの海が見えた。窓際に座っていた人が、少々太目の体を引いて我々に海を見せてくれたり、到着間際にエアーズロックを指差して教えてくれたり。良い人だった(笑)。
エアーズロックの空港に降り立ってまず最初に感じたのはハエが多さ。噂には聞いていたが、ちょっとビックリ。シャトルバスでエアーズロック・リゾートへ。世界遺産ウルル-カタジュタ国立公園の景観を損なわないように造られた施設で、観光客は全員ここに宿泊することになっている(キャンプも許されていないらしい)。ホテルにチェックイン後、スーパーマーケットで食料や水を調達。昼食はカップ麺と機内食のサンドウィッチで済ませた
14:30にツアーのピックアップがやってきた。参加したのは、オルガ岩群散策とエアーズロックサンセットがセットになったもの。日本語ガイドだったので、説明も聞きとりやすかった。バスの中で、砂漠に力強く生きるDesert OakやSpinifexといった植物の話を聞きながら、展望台へ向かう。ここからはオルガ岩群の全景のみならず、遠くエアーズロックも見ることができた。
オルガ岩群へ。アボリジニはカタジュタ(「たくさんの頭」という意味)と呼ぶ。その名の通り、大小36の岩からなるアボリジニの聖地だ。巨岩に囲まれた細い道を、カル展望地まで歩いた。風の谷(写真)と呼ばれるエリアの入口にある展望台からは、大きな岩、荒涼とした砂漠、所々に力強く生きる草木、空にうっすら浮かぶ月…と、何だか幻想的な景観。往復1時間程度の気持ちのいいトレッキングだった。
トレッキングが終了すると麦茶のサービス。これが冷たくて美味しかった!どうやら夕暮れも近いらしく、バスに乗り、エアーズロックを目指す。途中、トイレ休憩に立ち寄ったのだが、ここから見るカタジュタ(写真)がまた美しかった。
バスを降りると、目の前にはエアーズロックの雄姿。シャンパンが用意されていて、皆で乾杯だ。サーモン、チーズ、オリーブ、野菜、果物といったつまみを食べながら、夕暮れと共に刻一刻と色を変えていくエアーズロック(写真)をただただ眺めていた。何だか気持ちまで雄大になっていくようだ。
すっかり日も暮れた頃、帰路につく。エアーズロック・リゾートにあるレストランで、ピザとパスタの夕食をとり、早目に就寝。