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エアーズロック flag

2009/5/4(月) エアーズロック

 5時起床。まだ真っ暗だ。5:45のピックアップで、エアーズロックのサンライズを見る会場へ。昨日のサンセットに比べると日本人が少なかった。あまりメジャーじゃないのかな。空気がまだ冷たく、用意されていた飲み物がありがたかった。ホットチョコレート(味が薄かった)とクッキーをつまんでいると、暗闇にぼんやり浮かんでいたエアーズロックを朝日が照らし始めた。色がどんどん明るくなっていく。いつの間にか人なつっこい鳥がやってきて、チュンチュン鳴き始めた。今日もいい一日になりそうだ。
 P.S. この東側から見るエアーズロックは前ページに掲載した写真と違い、弧を描くような形をしています。アボリジニの非常に重要な聖地でもあるそうで、ここから撮影した写真は公共物への掲載禁止とのこと。ご興味のある方は、現地でご覧になってみて下さいね。

 バスに乗ってベースウォークに向かう。エアーズロックは巨大な一枚岩として有名だが、アボリジニの聖地という側面も持っている。エアーズロックをひと回りする遊歩道(ベースウォーク)を歩きながら、アボリジニの伝説に出てくる聖地や、彼らの祖先が描いた壁画を見て回るツアーで、個人的にとても楽しみにしていた。英語ガイドのツアーで、半分も理解できていないかもしれないが、紹介してみたい。何しろ、アボリジニの伝説「ジュクルパ?・ストーリー」が、私には「チョコパイ・ストーリー」に聞こえたのです。あまりにオカシイので、「何の話?」と途中で妻に確認したのでした…。

小さな洞窟
台所

 前半はマラウォーク。歩き始めてすぐに洞窟が現れた。アボリジニが台所(写真)として使った場所で、エミューの足跡が岩に描かれていた。エアーズロックは遠くから眺めると大きな岩だが、そばを歩くと小さな洞窟(写真)壁画が印象的で、アボリジニの生活の場所であることを強く感じる。ちなみに、"マラ"とはワラビーのことで、アボリジニの伝説によると、ここ一帯にはマラ族というワラビーのような人間が住んでいたという。
 しばらく歩くとカンジュ渓谷に到着。小さな池に見えるが、雨が降ると岩肌を雨水がこの池に向かって流れ落ち、滝となるそうだ。さらに歩を進め、エアーズロックの登山口(この日はクローズだったようだ)でケーキのサービス。持参したサンドウィッチの朝食もここで食べた。

ムティジュルの泉
見事な壁画

 一旦バスに乗り、クニヤウォークへ。ここでも見事な壁画(写真)を見ることができた。そして、ムティジュルの泉(写真)。1年中枯れることのない泉で、リル(毒蛇)に甥を殺されたクニヤ(ニシキヘビ)が甥をこの泉に運び、決して泉を枯らさないよう自らは虹色の蛇に姿を変えたのだという。岩肌が一部汚れているのは、クニヤがリルと戦った際、泥を投げつけたからなのだそうだ。
 その後も1時間ほど散策。エアーズロックの岩に一部亀裂が入っているのを見たり、ソニーデビルという鋭いトゲを持ったトカゲに出会ったり。今日はまた違うエアーズロックに触れられた気がする。

 エアーズロックを後にし、カルチュラル・センターに寄ってからホテルに戻った。昼食はハンバーガーとピザ。ビールを飲んだからか、部屋に帰るとどうにも眠くなり、昼寝。夕食はスーパーマーケットの食材で済ませた。



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