TORAの海外旅行記
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転職以降まとまった休みがとれなかったが、ようやく少し落ち着いたのと結婚が重なり、ずっと行きたかったメキシコを目指すことになった。コロニアル都市、食文化、古代遺跡、そして美しい海を満喫するつもりだ。
インターネットを見ているとハリケーンが心配だったが、特に影響なくレオン・グアナファト空港に到着。ダラスからグアナファトへ向かうフライトのスチュアートさんがとても陽気だった。空港を出てタクシーに乗りこみ、ホテルに着いたのが23時。しかし、町はまだまだ賑やかだ。近くのレストランでメキシコ料理（写真）とビールの夕食。旅の始まりにふさわしく、味も雰囲気も抜群だった。
朝9時前に散策開始。グアナファトはメキシコに数多くあるコロニアル都市の中でも最も美しいと言われ、町全体が世界遺産に指定されている。美しい建物に囲まれた石畳の道を歩いていると、とても気持ちいい。銀を産出していた時代に作られた地下水路や坑道が現在では地下道（写真）として使われており、迷路のようになっているのがまた楽しい。
陽気なBGMが流れる銀行で両替を済ませ、カフェで朝食をとった後、イダルゴ市場をひやかしたり、アロンディガ・デ・グラナディータスという独立戦争時代の要塞で当時のグアナファトの壁画を見たり。人も町も落ち着いていて、穏やかな時間が過ぎていった。アロンディガ・デ・グラナディータスの側で話しかけてきたメキシコ人のおじさんには、メキシコシティでは気をつけた方がいいよと言われたが、それ程この町はのんびりしているのかもしれない。
ケーブルカーに乗って、ピピラの丘へ。ここから見るグアナファトの町並（写真）は絶景!!! 何だかおとぎ話に出てきそうな景色を眺めていると、陽気な絵葉書売りのおじさんが話しかけてきて、写真を撮ってくれた。
丘を降り、カフェで搾りたてのオレンジジュースを飲んで休憩した後、ホテルをチェックアウト。バス停で地元のお姉さんに乗るバスを教えてもらい、長距離バスターミナルへ。20分は走ったと思うが、わずか4ペソ（約40円）だった。
14:00グアナファト発。長距離バスは足おきはあるし、飲み物やサンドイッチのサービスがあるし、とても快適。しばらく景色を楽しんでいたが、後半は爆睡。あっという間にメキシコ・シティに着いた。ホテルまでのタクシーの運ちゃんに聞いたところによると、メキシコ・シティは夕方に雨が降ることが多いらしい。水はけが悪いのか、あちこちに水たまりができていた。
