オアハカ空港到着後、乗合バスに乗ってホテルまで。メキシコ料理に飽き始めていたので、日本食が食べられるレストランを見つけ、鶏雑炊(メニューにはTorisozuiとあった)、チャーハン、アボガドディップ、緑茶の夕食をとった。
食後、部屋でのんびりしていると、どうも外が騒がしい。ホテルの前の広場で、独立記念日のカウントダウンイベントをやっていたのだ。「メキシコシティの続きだ〜!」と、我々も急いで外に出る。
23時になると花火(写真)が上がった。地元の子供たちは手にスプレーを持ち、石鹸の泡(?)のようなものをかけあって遊んでいる。なぜか妻も襲撃される(^^)。24時を過ぎても、賑やかな音楽が鳴り響いていた。
ホテルでオアハカ近郊の遺跡や自然を巡るツアーを申し込んだ。ツアー開始まで、オアハカチーズのサンドウィッチの朝食をとったり、サントドミンゴ教会まで散歩したり。教会は何かの儀式の最中とやらで、残念ながら中には入れなかった。
10:00ミニバスに乗り、ツアー開始。最初の行き先はエルトゥーレ。アメリカ大陸最大の木として知られるトゥーレの木がある村だ。樹齢2,000年以上と言われる。想像していたより大きくて迫力があったが、所々に鳥が住みついていて親しみも湧いてくる。すぐ側に小さな教会もあり、いい雰囲気。
テオティトランへ。天気がいい上に、メキシコの自然がとても美しく、ドライブが最高に気持ちよかった。羊毛製品の生産がさかんな村で、実際に毛織物の工房で絨毯作りを見学させてもらった。見てるうちに手作りのメキシコ絨毯が欲しくなってしまい、サポテコダイヤモンド柄のできたての絨毯(写真)を購入。妻は同じく羊毛でできた鞄を買っていた。
午前中最後の散策はミトラ遺跡(写真)。オアハカのすぐ側にあるモンテ・アルバンという遺跡を放棄後、サポテコ人が宗教の中心地とした遺跡だ。遺跡の北側で多く見られる、石を組み合わせて作られた幾何学模様のモザイクが何とも美しい。独特の文化と思う。南側に行くとまた雰囲気が変わり、所々に地下墳墓があった。
近くのレストランでランチタイム。ビュッフェスタイルで、メキシコ版のチマキや、メロンのような味のする飲み物など、まだ食べたことのないメキシコ料理がたくさん並んでいた。味はまあまあってところかな。地元の人はメロン飲料をがぶ飲みしていたが、あれは何だったのだろう…。
昼食後、ミニバスは山道を登っていく。悪路にゆられること1時間弱で、ようやくイエルベ・エルアグアに到着だ。駐車場でバスを降り、美しい山々(絶景!)やサボテンを見ながら道を下っていくと、白い天然のプール(写真)が現れた。石灰分を多く含んだ水が湧き出ていて、長い年月をかけて石化したのだ。地元の人が泳いでいたり、犬と散歩していたり、とっても楽しそう。着替えがあれば泳げるのになあと思いながら、試しに足だけ入ってみると、冷たくてとても気持ちよかった。
石灰分が断崖絶壁に滝のような形で固まっているのも眺めることができた。まさに石の滝だ。どこを見ても絶景で、あっという間に時間が過ぎていった。
帰り道、酒工場のようなところに寄って試飲した後、19:00頃オアハカ市内に戻り、ツアー終了。メキシコを満喫だ。部屋に帰るとすぐ寝てしまった。