夜、部屋が暑くてあまり眠れない。外は寒いくらいだが、ドアを開けて眠る訳にもいかないし、どうせ眠れないなら朝日を見ようと、5時頃宿の屋上に上がった。曇っていたため、太陽が姿を見せたのは6時を過ぎてからだったが、徐々に明るくなっていく旧市街は神秘的だ。
シャワーを浴び、身支度を済ませてチェックアウト。朝食後、少し朝の旧市街(写真)を散歩したが、これが大正解。とても静かで、同じ道を歩いていても、昨日より感動が大きい。まるでタイムスリップしてしまったような感覚だ。
宿に戻ると、昨日の運ちゃんが既に待っていた。ブハラまでは、広大なキジルクム砂漠を南東に向かうことになる。"Good Luck!"と書かれたアルカンチ・ホテルの扉をくぐり、ヒヴァに別れを告げた。
車が走り出してしばらくは緑も多く、川もあり、まさにオアシス都市といった景色。川にかかった鉄橋は列車と車で共有しているらしく、線路の上をそのまま走った。やがて砂漠地帯(写真)へ。砂だけの砂漠ではない。運ちゃんが言うには雨も降るらしく、所々に草が生えていた。はじめは砂漠を突っ走るのが楽しくて運ちゃんといろいろ話していたが、段々単調な景色に飽きてくる。夜あまり寝ていなかったこともあり、爆睡。気付くとブハラの町に入っており、運ちゃんに笑われた。どうやらかなり飛ばしてくれたらしい。5時間足らずで到着した。
昨日のイタリア人カップルに薦められたSASHA&SONという宿にチェック・インし、運ちゃんと別れの挨拶を済ませた。この宿は本当に快適。30USドルという値段の割りに、部屋はすごくきれいだし、エアコン、衛星テレビまでついている。ここを拠点にブハラを満喫しようと思いつつ、まずは昼寝した。