仕事を早目に切り上げ、羽田空港へ。今回お世話になったのはエミレーツ航空。関空からアラブ首長国連邦(ドバイ)へ直行便が出ているので利用価値大と思う。関空で阪神タイガースの野球中継を楽しみ、23:30 ドバイへ出発。
早朝ドバイに到着。1時間30分のトランジットで、そのままイエメンの首都サナアへ。機内食は美味しかったし、疲れていたせいかよく眠れたし、快適な空の旅だった。
空港で砂漠の町サユーンへのフライトを調べ、明日日帰りで行くことに決める。往復チケットをUS$196で手配した後、タクシーを拾ってタハリール広場へ向った。この旅で空港−タハリール広場間は何度か移動したが、タクシーだとYR500(300円くらい)で乗れた。空港前の大通りでダッバーブという乗合バスを拾って行くこともでき、途中ハサバという所で乗換えが必要なものの、料金はYR35と格安。
タハリール広場から旧市街へ向って歩くと、写真でしか見たことのなかった景色がすぐに視界に飛び込んできた。何と表現すればいいのだろう。まるでお菓子のような外観の家(写真)、入り組んだ石畳の道、いかにもアラブを思わせる独特な風貌のイエメン人…、一歩足を踏み入れただけで異文化を感じる不思議な街だ。しかも標高2,300mの高地にあるため気候も穏やかで居心地がよく、この旅の大半はこの街で過ごすことになる。街そのものが世界遺産に指定されるのも納得。
旧市街にあるイエメンスタイルの宿Taj Talha Hotelにチェックイン。このページを見てメールをくれた方に薦められたのだが、雰囲気はいいし、屋上から見る旧市街の景色は最高(写真)だ。昼寝をして疲れをとった後、旧市街散策へ。
この街には「中世アラビアンナイトの世界」といったキャッチフレーズがあるが、確かに独特な雰囲気がある。美しい建物を見ながら歩いているだけで楽しいし、スーク(市場)は活気があるし、日常を生活しているイエメン人は気さくに声をかけてくるし。何だかタイムトリップしてしまったようだ。
宿に戻ると、日本人旅行者Yさんが残して行ったメモを発見。シャハラ行きの旅行者を募集しているらしい。うまくいけばツアーをシェアできるかもしれない。早目に就寝。