TORAの海外旅行記
http://www.travellife-tora.com/
メールはこちらまで。
部屋でゆっくり朝を過ごし、情報ノートで薦められていた通り、日本大使館を目指した。（情報ノートとは、多くの日本人旅行者が自らの経験を元に旅情報を書き綴ったノートで、アルニールホテル、マナカホテル、タージタルハホテルにあります。詳しい地図も書かれていて、情報の少ないイエメンでは個人旅行者の貴重な情報源になっており、オススメです。私はコピーして持ち歩いてました。）
途中ジュース（写真）を飲んだり、蜂蜜を買ったり、焼き魚の昼食をとったり、はたまた火事の野次馬になったりして、日本大使館の方に面会したのは昼過ぎ。その足でツーリストポリスへ行き、パーミットも取った。ここイエメンでは旅行者がサナアから外へ出るのに国の許可（パーミット）が必要なのだ。シャハラなど、ツアーでないと行けない場所もある。治安上の問題と言えばそうなのだが、どうもイエメン独特のお家事情があるらしい。
国家があるとはいえ、イエメンは昔からの部族社会が未だに強く残っている。そして、一部の部族は国に「道」や「水道」を要求するのに、外国人旅行者を誘拐して国を牽制するらしいのだ。インフラ整備を要求する訳で、政治的な色合いは薄い。どこまで本当か分からないが、誘拐されても抵抗さえしなければ丁重にもてなしてくれる、という噂もあるくらい。この国を自由に旅できる日が1日も早く来てほしいと思う。日常は平和そのものなのだから。
旧市街へ戻り、宿で少し休憩してから、Sulatan Palace Hotelへ。シャハラから戻ってきたYさんの知り合いに話を聞きに行ったのだが、個人旅行をしている女性4人組で、シャハラをはじめ、いろいろとイエメン情報をもらった。モカの海が美しいと聞き、行くことを心に決める。皆でアラビックコーヒー（写真）を飲みに行った後、スーク（写真）でスパイスやお香を見たり、食事をしたり、チャイを飲んだり。気付くと夜10時半。旅話をしていると時間は瞬く間に過ぎる。明日イエメンを出るとのことだったのでアドレスを交換して別れた。
