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シェビ大砂丘 flag

2002/4/30(火) トドラ渓谷→シェビ大砂丘

 朝8時まで寝た。オシンはまだ寝ていたが、顔を洗い、Nさんとオムレツとオレンジジュースの朝食をとった。お会計は自己申告制、お釣りも自己申告制だった。あまりに気持ちのいい朝だったので、軽くトドラ渓谷の散歩に出かけた。

井戸の側で昼食

 トドラ渓谷のすぐ側のティネリールという街でインターネットカフェに寄った後、一路砂漠を目指す。ティネジデッドという村で休憩。小さな村だが、気さくに話しかけられ、しばらくカフェでくつろいだ。ここで買った昼食用のサンドウィッチは、途中にあった井戸(写真)の側で食べたのだが、これがまたウマイ!すでに回りは砂漠とは言えないものの、石が転がっているだけの荒野。こんなところに井戸があるのが不思議なくらい。さすがガイドのオシンだ。
 砂漠観光の拠点として有名なエルフードを通過すると、もう道らしきものもない。実際、迷っているイタリア人観光客に出会った。方向の間違えっぷりも180度と半端ではない。そんな悪路をしばらく走ると、サハラはいきなり現れるのだ。初めは山かと思ったくらいの砂丘。感動のヒトコト…。

シェビ大砂丘

 お茶を飲んで休憩している間も、窓ごしに見える砂丘が不思議で仕方がなかった。裸足になって砂丘を歩いたりもした。もう、スッゴイ。今まで中東諸国を何ヶ国か歩いたが、ここまで美しい砂丘(写真)を見たのは初めてだ。どっちを見ても砂だけ。石すらもない。フンコロガシの足跡があるかと思えば、その表面を風が吹きぬけ、テレビでしか見たことのない風紋が広がる…。イメージ通りの砂漠に、ツアーメンバーとはしゃいでしまった。

心地よいモロッコのリズム

 夕食はキャンドルを囲みながら。キャンプファイアーのようなものをイメージしていたが、そんなことはこの際どうでもいい。砂漠でキャンドルを囲みながらのおいしい食事、実にいい時間だった。夕食後は、宿の人達が演奏してくれた太鼓の音を聞いたり(写真)、外に出て星を見たり。昼間は曇っていたが、少し晴れてきたようだ。ずっと起きていたかったが、12時過ぎ、テントにて就寝。


2002/5/1(水) シェビ大砂丘→

日の出

 4時半に起床。ラクダに乗って日の出を見に行った(写真)。オシンはテントの中で寝ていた。一緒に行くと思っていたので、必死に起こそうとしてしまった。ゴメンよ、オシン。テントを出ると、いつの間にかエルフードから来たと思われる観光客がラクダの回りに集まっていた。砂丘に腰を下ろし、太陽が出るのをひたすら待った。

 宿に戻り、朝食前にツアーの皆とアドレス交換。そう、今日はツアー最終日なのだ。お世話になった宿の人達に挨拶した後、ワゴンはエルフードを目指した。エルフードに着くと同時に出発直前のバスを見つけ、急いでオシンとも別れの挨拶を交わすことになった。最後までオシンは渋かった…。
 この日はフェズまで1日移動日となる。途中のアズルーという街でNさんともお別れ。思い返せばマラケシュからずっと旅程を共にしたことになる。見えなくなるまで手を振った。横で、途中仲良くなったモロッコ人ボクサーも手を振っていた。満面の笑みで。君はあまり関係ないんじゃ…。フェズには夜8時半頃到着、バスターミナルでフランス人カップルとも別れた。

 素晴らしい砂漠への旅であったと思う。ツアーメンバーは皆それぞれに旅を楽しんでいて、素晴らしい仲間だった。またどこかで会いましょう、そして、よい旅を!



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