南太平洋に浮かぶタヒチ。正式な国の名前は「フレンチポリネシア」で、タヒチ島を中心として、モーレア島、ボラボラ島など、多くの島々からなる国だ。ちなみに、今回同時に周るイースター島はチリ領。現在は言語も通貨も異なるが、同じポリネシアと呼ばれる文化圏に属し、多くの共通点があるという。
Air Tahiti Nuiで成田を16:00に出発、日付変更線を越え、タヒチ島到着が朝8:00。予想していたが、時差ボケで眠い。空港で両替をしたり、歯を磨いたり、少し休憩した後、荷物を預けて中心地パペーテへ。バスで200CFP(約240円)、車内は地元の人が多く、観光客はほとんど見かけなかった。
今日深夜のフライトまで完全にフリー。我々は、地球の歩き方で見つけたバックパッカー宿を訪ねた。なぜなら、とにかく眠いから。穏やかなおじさんが"Merry Christmas"と挨拶しながら丁寧に対応してくれたが、あいにく満室。早速予定がくるってしまったが、まずは腹ごしらえということで、マルシェと呼ばれる市場でチキンライスをTake Outし、港で食べた(なかなか美味でした)。
海沿いにパオファイ公園(写真)という大きな公園があったので、そこに妻を残し、宿探し。この公園、なぜかWiFiもつながり、便利である。偶然入った旅行会社で、部屋(9820CFP)の他に島内観光ツアー(6000CFP/人)が見つかった。せっかくなのでツアーを選択し、公園に戻ると、妻はすでに寝ていた。私も我慢できず、ベンチの上で就寝…。平和な空気が流れていて、何の緊張もなく寝てしまった。
14時過ぎにツアー開始。我々が参加したのは、4WDのジープで北海岸のパペノオ渓谷から山に入るMountain Safariツアー。周りは山に囲まれて緑一色、悪路をジープで走りながら、途中川を渡ったり、美しい滝を見たり。ガイドさんは髪が長く、一見ファンキーなおじさんだったが、とても話し好き/エコ好きな人で、タヒチの美しい植物を見つけてはその説明をしてくれた。
このツアーのゴールは、太古の火山のクレーターの展望ポイント(写真)。タヒチは、2つの火山が隆起してできたらしい。今ではすっかり緑に覆われた渓谷のような景観を参加者全員で楽しんだ。
このツアーのおかげで、少しタヒチに触れることができた気がする。帰り道、海岸沿いを走っている時に見た夕日(写真)がこれまた美しい。パペーテ中心部まで戻り、皆とお別れ。"Merry Christmas, Happy New Year and Good Trip!!"
町中を歩くも、クリスマスだからか、ほとんどの店が閉まっており、ルロット(写真)で夕食をとることにした。ルロットとは、車を改造した移動式の屋台で、夜になると港に集まってくるのだ。中華、ステーキ、ピザといろんな屋台がある中で、我々は中華をセレクト。ワンタン麺、海鮮炒め、どちらも美味しかったです。
タクシーで空港に戻り、ビールで乾杯。タクシーの運ちゃんといい、空港の荷物ピックアップのおばちゃんといい、タヒチの人は本当に穏やかでのんびりしている。イースター島から戻ってきたら、また改めて満喫しよう。