交通飯店まで歩き、旅行会社の人に帰宅(?)の挨拶。明日の北京行き列車のチケットも無事とれたらしい。明日の夜までどうするか考えた末、世界最大の石仏で有名な楽山へ向かう事にした。
交通飯店の隣は新南門バスターミナルになっており、楽山まで41元(約600円)。終点で降りると、すごい勢いで客引に囲まれた。中国にもいたのね…、こういう客引。ちょっと楽しい。タクシーの運ちゃんを指名し、とりあえず港まで行くも(7元)、お目当ての宿はクローズ。運ちゃんはタダでいいから乗れと言ってくれたが、道だけ教えてもらい、歩いて宿探しをした。とある宿を見つけたのだが、外国人を泊めてはいけないのか、すぐ隣の郵電省館という宿を紹介される。夕食をとりにいくのも面倒くさくなり、部屋で過ごした。
宿の食事をとり、しばらくくつろいだ後、荷物を宿に預けて楽山観光へ。目的は世界遺産にも登録されている楽山大仏である。船に乗って対岸へ渡るのだが、英語が通じず苦労した。結局おばちゃんから30元のチケットを買って船に乗ったのだが、ヤラレタかも。帰りに同じ船に乗ったのだが、3元だったのだから。
船のおじさんと笑顔で挨拶。出発するとすぐに大仏(写真)が見えてきた。確かにデカイ。味のある表情をした仏さまだ。対岸で船を降り、歩いて大仏を目指した。竹やぶの中を蝉の声を聞きながら歩いていると、突如お寺が現れる。京都を歩いているみたいだ。途中わずか2元で湯豆腐も食べた(写真)のだが、これがまたうまい!!! 人の声が聞こえてきたと思ったら、突如大仏の顔とご対面。階段で下へ降り、足とご対面。う〜む、やっぱり大きい。ふと詩を書いているお店を見つけた。名前を使って詩を書いてくれるというので、おみやげに購入。
帰り道に餃子とラーメンの昼食をとり、宿に戻った。荷物を受け取り、バスターミナルへ。たくさんの中国人に助けてもらった。言葉が通じなくても、筆談でコミュニケーションをとって助けてくれる。ありがとう、皆!!!
2時間後、成都に到着。交通飯店で列車のチケットを受け取り、最後の成都散策(写真)。天府広場付近のお店で、お茶やつまみの買い物をした。駅へはバスで。すごい量の駅弁を食べてから、列車に乗り込んだ。9:25出発。10:00消灯。想い出深い四川の旅だった。