タオルミーナの駅はいい雰囲気だったが、外に出てみると何もない。しばらくバスを待ったが、一向に来る気配がないので、近くにいた日本人2人組とタクシーをシェアして丘の上の街まで。小さいがこぎれいなペンションにチェックインし、すぐに散策を始めた。冬でも何となくリゾートといった雰囲気があふれ、きれいな街だ。夕暮れ時のエトナ山とイオニア海の美しい景色(写真)も最高。オレンジジュースやカフェラテを飲みながら贅沢な時間を過ごし、レストランで食事した。どれもとてもうまい。「ウニのおいしさが分かるのは日本人とシチリア人だけ」と言うらしい。ウニスパゲッティを食べてみたがウニは生で食った方がうまいと思った。
ペンションの朝食のパンがすごくおいしかった。部屋からみる海の景色は素晴らしいし、このペンションは居心地抜群。朝一番でギリシャ劇場へ行った。エトナ山、イオニア海、そしてギリシャ劇場が一望(写真)でき、文句なく美しい。しばらくこの景色に見とれていた。
ロープウェイで海辺に降り、映画「グランブルー」の舞台にもなったイソラ・ベッラ(写真)と呼ばれる小島まで歩いたり、これも映画の舞台となったサンドメニコ・パレスに入ってみたり。タオルミーナのリゾート気分を満喫した1日。
前日にチェックを済ませておいたので、そっとペンションを出てバスでカターニャ空港を目指した。ほんと気持ちのよいペンションだった。今度は夏に南イタリアを周ってみたい。