世界遺産ヴァチカン市国へ。スリが多いと言われる64番のバスに乗って、サンピエトロ広場(写真)にやって来た。
が、何だか警備がものものしく様子がおかしい。椅子が置いてあったので、座って待っていると…何とローマ法皇が登場(写真)。皆、椅子の上に立って法皇を見たり写真におさめたり。私も椅子の上に立った。なんかラッキー!!! しばらく法皇の話を聞き(当然内容は理解できません)、ヴァチカンの郵便局で絵葉書を出した。全く関係ない話だが、ここで出会った日本人が吉川晃司にすごく似ていた。今でも本人だったのでは…、なんて思っています。
昨日も行ったMario'sで食事をとり、近くにあったジャニコロの丘に上がった。ここからはローマの街が一望できる。日本人も少なく、私にイタリアを身近に感じさせてくれた場所だ。
ナヴォーナ広場、パンテオン(写真)を見た後、2つ程美術館を訪れ、ローマ帝政を確立した将軍カエサルの彫刻がないか係の人に聞いてみた。イタリア語しか解さないおばさんだったが、どうも「カエサルは皇帝にはならなかったので、ここにはない」らしい。かわりに初代皇帝アウグストゥスの像を教えてくれたので、ありがたく写真におさめた。親切なこのオバさんとの会話はとても楽しかった。スーパーが閉まっていたので近くのバールでピザを購入し、宿に戻る。テレビで今日のヴァチカンの様子を放送していた。
徒歩でヴァチカンを再度訪れる。昨日は中へ入れなかったサン・ピエトロ寺院を観光し、クーポラの上にも登った。階段がずっと続き、少々疲れたが、ヴァチカンを一望(写真)できた。ヴァチカン宮殿(美術館)は昼で閉まってしまうと聞いたので、アッピア街道へ向かうことに。
途中、中華料理屋を見つける。春巻、チャーハン、鶏肉の炒め物、コーラでサービス料を入れて17,250リラ。久しぶりの味がなつかしく、醤油、酢、ラー油は感動ものだった。
アッピア街道(写真)をひたすら歩きつづける。日本人は1人も見なかったが、いい雰囲気。古代ローマ時代には軍用道路として活躍したのだろうが、今は廃虚と化していて周りは畑ばかり。キリがないので途中で引き返したが、後から地図で確認したところ、20kmくらい歩いたようだ。スーパーでパン、生ハム、チーズ、チェリージュースなどを仕入れ、宿に戻った。きれいな景色においしい食事、いいペースになってきた。