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ペトラ flag

2012/4/30(月) ペトラ

 目が覚めると朝5時。12時間寝てしまったようだが、おかげですっかり移動の疲れがとれていた。ホテルで美味しい朝食をとった後、世界遺産ペトラを目指した。

シークの水路

 ペトラ遺跡の1日券は50ディナール/人。インディ・ジョーンズのロケ地となって以来、人気の観光地で、どんどん値上がりしているらしい。
 入口を入ると砂利道が続く。オベリスクの墓など、明らかに人の手が入った岩を見ながら歩いていくと、シークにたどり着いた。岩山の裂け目のことで、ペトラ遺跡へつながっている。まだ観光客があまりおらず、朝の静寂に包まれたシークはとても良い雰囲気。両端には水路(写真)が通してあり、昔の交易商人もペトラに着く期待感と共にここを歩いたに違いない。

シークから見るエル・ハズネ

 ゆっくりシークを歩いていると、岩の裂け目からエル・ハズネの姿(写真)が。

エル・ハズネ全景

 そのまま歩を進めると視界が開け、エル・ハズネの全景(写真)が目の前に現れた。
 何度もテレビで見た姿だが、やっぱり美しい。少しピンクがかっていて、大きな宮殿のようだ。前の広場にはラクダが寝そべっていた。いつか行きたいと思っていた場所の1つに、ようやく来ることができた。

 ペトラ遺跡はここで終わりではない。奥に広大な遺跡群があり、我々はそのままハイキングがてら歩くことにした。ちょっとした山登りをして犠牲祭壇を見たり、ローマ円形劇場王家の墓柱廊通り凱旋門などなど点在する遺跡群を見て回った。途中、カフェでくつろいでいると、外国人観光客が店員の女性と話しているのが聞こえた。
 (観光客) "I have much money."
 (店員)  "I want you."
 (観光客) "How many camels do you have?"
面白いおじさんである。

ロバ

 最も奥にあるエド・ディルという遺跡には1時間山登りをしなくてはならない。歩き疲れていた我々はロバ(写真)に乗ることにした。最初の言い値は10ディナール/人だったが、5ディナール/人で交渉成立。これが快適で、歩くと1時間の道のりをロバは20分で登ってくれた。最後はロバも息が上がっていたけど。ありがとう、ロバ君!

エド・ディル

 エド・ディル(写真)は修道院だったらしい。エル・ハズネより大きく、近くに"End of the world"と呼ばれる展望台もあり、荒涼とした大地を眺めることができた。ここまで来たかいがあったというものだ。

 ここからホテルまでの帰路は徒歩。疲れたが、Movenpickという高級ホテルで、美味しいと評判のアイスを食べ、部屋に戻って浴びたシャワーの気持ちよかったこと。ペトラは"Very Touristic, but nice!"と言われますが、その通りだと思います。結構歩きますが、おススメです。



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