朝食をとり、荷造りをして、9:30頃チェックアウト。すでに例の陽気なドライバーがロビーで待っていて、車でネボ山を目指した。
ネボ山には結構たくさん観光客がいてビックリ。国籍も豊かで、インド人団体客までいた。ここはモーゼ終焉の地で、死海や遠くパレスチナの地を見下ろす山だ。モーゼは民を率い、シナイ山で十戒を授かり、ネボ山でパレスチナの地に向かうよう民を促し、自らは山の上からそれを見守ったという。まさに旧約聖書の世界…。妻は「高野山みたいなものなのかもね」と言っていた。あいにく靄がかかっていて、エルサレムを見ることはできなかったが、十字架のモニュメント(写真)やモザイクを見ることができた。
マダバに行く途中、みやげ物屋に寄ることに。ハンディキャップのある方がモザイクを作って売っている店で、モザイクの作り方も説明してもらった。我々が買ったのは、ダチョウの卵の表面に、クラッシュした石を針で精巧につけてモザイク模様にしたもの。とてもきれいで、妻は一目見て気に入っていた。
マダバでは聖ジョージ教会でモザイクで描かれたパレスチナの地図を見学。死海やエルサレムが描かれていて面白かった。
30分程度だったが、マダバの町(写真)を散策。のんびりした町で、気持ちのいい散歩だった。モスクを見つけたので中を覗いていると、現地の人が「中に入って写真撮っていいよ」と話しかけてくれた。入ってみると、内装(写真)がピンクで飾られていて、これまで見たモスクとはまた違った印象だ。ただ真剣な祈りはどこの国でも同じようだ。ムスリムの方が3人祈りを捧げていた。
女性は髪を隠さないといけないとのことで、妻は外で待っていたのだが、地元の方に声をかけられたらしく、お茶をご馳走になっていた。私もお茶を頂き、話に混ぜてもらう。モスクの前で観光客向けの案内サービスをすることを考えているとのことだった。またまたムスリムの方のホスピタリティを感じた一時。車中、妻は「中東ハマりそう」と言っていた。